Constellations of the Earth / Interactive

Constellations of the Earth / Interactive
だいちの星座 インタラクティブ

鈴木浩之 [Hiroshi Suzuki] + 大木真人 [Masato Ohki]
2021.10.25(Mon) ー 11. 5(Fri) |close 10.31(Sun)|11:30 ー 19:00
art space kimura ASK? 東京都中央区京橋3-6-5 木邑ビル2F

“Constellations of the Earth / Interactive” はアートプロジェクト「だいちの星座」を紹介するためのインタラクティブアートです。「だいちの星座」は⽇本の陸域観測技術衛星「だいち2号」(ALOS-2)と⼿作りの電波反射器「コーナーリフレクター」(CR)を利⽤し、最⼤で数⼗キロに及ぶ⼤地に新しい「星座」を描くアートプロジェクトです。応募作品にはアプリケーションとインスタレーションの⼆つのバージョンがあります。COVID-19と共存する社会において新しい「だいちの星座」の活動を実施するための試みです。今回の作品は、これまでに「だいちの星座」の活動を⾏った場所、当⽇の⼈⼯衛星の軌道、地上観測のエリア、描いた「星座」の配置を画⾯に表⽰します。また、地球全体を⾒下ろす視点、⼈⼯衛星を追う視点、地上付近の視点を切り替える機能があります。アプリケーション・バージョンではスマートフォンに搭載されているデジタルコンパスの⽅向と地上付近の視界の連動や、画⾯上のスライダーを操作して宇宙を移動する衛星の位置や時刻を調整することができます。インスタレーション・バージョンでは、ハンドメイドの電波反射器に取り付けたスマートフォンの⽅⾓と連動して作品内の「電波反射器」の⽅向が変化します。参加者はこの作品をとおして「だいちの星座」を追体験します。


“Constellations of the Earth / Interactive [App]” は、本作をスマートフォンで体験するためのアプリケーションバージョンです。以下のストアから無料でダウンロードしてご利用いただけます。

iOS / Android

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Android

「Constellations of the Earth / Interactive」について
鈴木浩之+大木真人

「Constellations of the Earth / Interactive」(2021年、鈴木浩之+大木真人)は、アートプロジェクト「だいちの星座」の活動を追体験するインタラクティブ・アートです。今回、アートスペースキムラASK?で紹介する作品は、汎用的なコンピューターやディスプレイ、プロジェクターを用いたインスタレーションと、日常的に用いられるスマートフォン向けのアプリケーションです。参加者は作品内で、人工衛星が(これまでに国内で開催した9か所の)「だいちの星座」開催地に配置された電波反射器を撮像するタイミングを待ちます。「だいちの星座」は日本の陸域観測技術衛星「だいち2号」(ALOS-2)と手作りの電波反射器「コーナーリフレクター」(CR)を利用し、最大数十キロに及ぶ大地に新しい「星座」を描いていくアートプロジェクトです。今回の作品では、実際に「だいちの星座」の活動を行った場所、当日の人工衛星の軌道、地上観測のエリア、描いた「星座」の配置を紹介しています。この作品への参加(もしくはアプリケーションの操作)によって、人工衛星を利用して自らを撮影するプロセスを擬似的に追体験しつつ、地球上の〈私〉について考える〈地球外の視点がもたらす新たな地球観(概観効果)〉の獲得が促されることを期待しています。アートスペースキムラASK?会場の半地下階にあるアートスペースキムラASK(P)では2019年に実施した「だいちの星座」の活動によって大地に描かれた「だいちの星座-かなざわ座」の作品を展示します。「だいちの星座」の活動では、地上で人が活動し、軌道上の人工衛星がそれらを観測することで、意図した電波反射が記録されます。今回展示する「だいちの星座-かなざわ座」は、バックライト上に置いたグラフィックを覗き込む形態で展示します。インタラクティブ・アート作品では実際のアートプロジェクトの記録を追体験として整理し、(アートプロジェクト・ツールとしての)インスタレーション、アプリケーションの可能性の拡張を試みています。また、活動によって描かれた「だいちの星座」平面作品も併せてご覧いただくことで、アートプロジェクトの全体もご紹介できる構成になっています。

〈概観効果〉を得るためのイメージングには人工衛星による地球観測画像を用いています。日々地球像を生み出す地球観測衛星は観測機器であると共に、表現の源と捉えることもできると考えています。地球像そのものが、観測データでありながら表象文化としての芸術作品そのものである可能性もあります。活動や作品制作の背景となっている私たちの研究は、芸術分野(美術)の研究者が科学技術(工学)分野の研究者と協力し、地球外の視点である人工衛星を利用して人と社会のあり方を表現する新たな手法を考案しているところです。2022年度に打上げが計画されている先進レーダ衛星(ALOS-4)と高度なデジタル化が進む社会環境を利用した〈新しい美学〉の実践を試み、その成果を教育プログラムとして社会に還元していきたいと考えています。従来とは異なる角度から芸術と科学の関係をとらえ直すことにより、芸術活動が科学教育の導入として機能するとともに、科学の実践が芸術の総合型教育プログラムとして機能することを明らかにしていきたいと思います。